粘膜人間:飴村行(角川ホラー文庫)
本当に思いだしたようにブログを更新しているような気がする。
実際、暇なときに思いだしたように思いだして、なんかおススメの本あったっけなと本棚を漁ってブログ更新をしているのだから、そもそも思いだした『ように』ではないのだ。思いだしたからブログを更新してるんだ。悪い悪い!
近況といえば、最近ゲーム実況を始めた。
ラノベ作家でゲーム実況している人は見たことないし、多分世界初だ。ばあちゃるだ。
世界初の男性ラノベ作家ゲーム実況者の空伏空人です。はいはいはいはい。
ゲーム実況しているラノベ作家を見つけたら報告してね。恥ずかしいから。
知り合いとレインボーシックスシージしたりフォートナイトしたりオーバーウォッチしたりする予定なので、暇な人は見に来てね。大体生放送。動画編集の仕方が分からない。
さて、読書感想文だ。忘れてないよ。
今日紹介するのはホラー小説だ。
ちょっと話はそれるけれども、ホラーと言えば一体どういうものを思いつくだろうか。
貞子か伽椰子かジェイソンかフレディかレザーフェイスかブギーマンかジグソウか。
ホラーというやつは魅力的な怪物というものがつきものだ。
今回紹介するホラー小説にも魅力的な怪物が登場する。
彼の名前は雷太。
身長195センチ。体重105キロの小学生だ。
無論、ぶよぶよのデカデブではなく――それはそれで恐いけれども――筋肉隆々なデカブツなのである。
マザコンで、父親に暴力を振るうことを厭わず、力によって相手を屈服させることを覚えてしまっている雷太に、業を煮やしつつも力では敵わないと考えていた長男利一と次男裕二は、河童を利用して「弟を殺す」ことを計画する。
この小説の良いところはなんといっても荒唐無稽さである。
いわゆるスプラッタホラーと呼ばれるタイプのホラー小説というのは、往々にして荒唐無稽さを併せ持っている。あとはこう、美しさとか気持ち悪さとかギャグさとか不気味さとか。
そういうの全部併せ持っているから、「荒唐無稽」と言えるのだろう。
デカブツ小学生雷太に、それを殺そうと考える兄二人。そのために利用するのは河童。
頭は弾けて腸飛びだして人は溶けてケツから喉にめがけて串刺しになってお兄さんは腐っているのである。
風邪をひいたときに見た夢。
言ってしまえば大体そんな感じなホラー小説。
スプラッタホラー小説というものを読みたいなと思ったらこれでいいんじゃあないかなって、おらは思うの
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