『ゆるキャン△』

 どうも、ゆるキャン△ミリしらおじさんです。

 ゆるキャン△についての知識は、なんかキャンプをしているらしい。Twitterでエロいイラストがよく流れてくる。特に金髪。そういうやつは大体今はブルーアーカイブのノノミの水着イラストを描いている。

 その程度の知識でどうして映画を観に行ったんだと言われそうだが、理由は結構単純で「行く?」「じゃあ行くか」と誘われたからである。なので初日に観に行くことになった。満員な映画館なんて、『呪術廻戦 0』を観て以来だ(3ヶ月ぶり2回目)。

 キャラクターに関してはTwitterとかでなんとなく知っているから(ポスター左から、エロいイラストよく見る、あんま見ない、よく見る、めっちゃよく見る、マジで誰?)、どうにかなると思いながら知識のないまま向かった。ゆるキャン△の漫画を一冊も持ってないのに、13.5巻(映画館に行くともれなくもらえるぞ!)だけ持っている人間になってしまった。上映前に勉強がてら読もうかと思ったが、ミリしらして欲しいから読むなと言われた。

 本作はどうやら、本編の数年後の話らしい。

 歳を重ね、社会人となった彼らは各々バラバラの土地で、職について仕事にもまれていた。

 俺も地元を離れて東京(埼玉)に来たので、まあ分かるんだけど、大学以前の友達はだいたい県外にいる。初めての就職のタイミングって家から飛び出す絶好の機会だから(学力が必要な大学受験時よりも良い機会)、みんな地元を飛び出してしまって、グループラインとかで会話をするぐらいの距離感になってしまう。

 ちなみに俺の地元友達とのグループラインは競馬の話が流れます。あと一生喋らないやつが2人いる。今このブログを読んでいたら反応しろ、お前だよお前。

 そんな彼女らが一堂に会する機会が訪れる。それは行政の犬と化したメガネが酒の勢いで立案したキャンプ場づくりである。

 距離が離れていようとも、社会人とあれば名古屋から山梨までタクシーを飛ばすこともバイクで移動することだってできる。こいつらは多分俺よりも金持ちだ。

 そこから始まるは、行政の仕事(これ多分、県営とかになるんだよな。行政主導企画だし)をボランティアでこなす作業動画である。はじめはノコギリや鎌の使い方すら知らなくて、近所の農家のおじさんに教えてもらいながら、じっくりと開拓していく。多分もうそろそろ農家のおじさんから教えてもらうエロいイラストがあがる頃だと思う。俺のゆるキャン△知識はエロいイラストで出来ている。ちゃんと撮影もしているのでYouTubeにあげたら人気でそうですよね、と思ってたら仕事先のweb雑誌で連載を始めた。

 ポスターのキャッチコピーはそのweb雑誌の連載タイトルだ。

 まあそんなわけで、自分たちで作業をしてくれて、自分たちで宣伝をしてくれて、油圧ショベルも自分で動かして(多分レンタル費も自分持ちだろう)、草刈り機も近所の農家のおじさんから借りる。すごく予算のかからない作業を自ら率先してやってくれて、行政もにっこにこですよ。

 個人的にはそんな盛り上がるほどでもなかったけれども、果たしてそれは俺が原作を知らないからなのか、それとも、盛り上がるほどでもなかったのかは怪しいところ。隣で観ていたやつは拍手していたので、前者かもしれない。でも結構音楽は良かったな。ということだけは覚えている。

 この映画で地味にひやっとしたところは、「ここにあるもの全部持って行っていいって」から、カメラがサッカーボールに向いたこと。遺跡があるところでボール遊びを!?

サメとゾンビと空伏空人

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