映画『クライモリ』

 クライモリ。原題が『Wrong Turn』なクライモリ。多分意味的には「曲がり道間違えちゃったー」だと思われるクライモリ。別に暗いことをフーチャーするほど森が暗いことがフックになっているわけではないクライモリ。スティーヴン・キングが「年間ベストワン映画だよこれ」と絶賛した映画クライモリ。さすがに『ファインディング・ニモ』とか『ハリー・ポッターと秘密の部屋』とか『ロード・オブ・ザ・リング』に勝ってるとは言いづらくないですかクライモリ。でもスティーヴンキングがファインディング・ニモやらハリー・ポッターを観ているとは思えないので、これで正解だよクライモリ。

 内容としては『森に遊びに行ったら食人鬼が住んでて殺されそうになったから逃げなくちゃ!』という、この上なく分かりやすいストーリーである。B級ホラーとスティーヴンキング、繋がったね……。

 人の殺し方の魅せ方も結構良かったね。個人的オススメは『斧で頭を横に両断したから、鼻より上の部分が斧の上にちょこん。と載っている』ところだ。あれは良いね。多分スティーヴンキングも拍手している。最後のメインヒロインだけはすぐ殺されずにわざわざ家まで連れて帰って悲鳴をあげる中ゆっくりと「助けにこないかな~」「こないかな~」と焦らしながら殺しにかかる。様式美。そういう映画。ちゃんと恐い系のB級よくあるスプラッタ殺人鬼映画。一時間半以内なところも高ポイント。

サメとゾンビと空伏空人

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