映画『デンデラ』

 正直に言うと、原作小説の方が好きかな。

 姥捨てされたババアが雪山でデンデラという共同体をつくって生き延びていた。ババアたちの目標は二つ。一つじゃあない。二つ。「自分たちを捨てた村に復讐に向かう」か「村の中で生きていく」か。そのどちらとも生き延びたい。という気持ちは変わらない。そんなデンデラに拾われた斎藤カユは「死にたい」という気持ちが強くて、デンデラとうまくなじめないでいた。そんな村に、突如襲いかかる、羆の姿が!!!!!!!! マジで突如だな!!!!!!!!!

 小説とは最後のオチが微妙に違って、ラストシーンのカユと羆のランデブーめいたシーンとかを映像で観てみたい。という気持ちがあった分、それを邪魔するように村の住人が普通にでてきたり、新しい羆が湧いたりして、求めていたものとはちょっとズレてしまったかなあ。という印象だった。

サメとゾンビと空伏空人

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