映画「ウソから始まる恋と仕事の成功術」
エイプリルフールなのでウソの映画を観よう企画。「恋と嘘」かこれかで迷ったけれども、こっちを選んで良かったかもね。
”嘘が存在しない世界”で唯一嘘をつくことができるようになった男の話だ。
嘘という概念がないから、彼が言ったことは「本当」になって、例えば彼が自分を「黒人」だと言えば「黒人だったんだ。それにしては肌色が薄いね」とか言われるし、預金が800ドルだと言えば、記録上300ドルだったとしても、預金が800ドルになる。それはもう”嘘”というより、現実変換能力ではないのか!? まあ、”嘘”という概念がないということは、「人を疑う」ということを知らないことになるんだろうけれども。
そんな世界で死への恐怖を語るお母さんに「死後の世界がある」と嘘をついてしまったばっかりに、「空の人=神さま」と話せると人々に信じられてしまった嘘をつける人間の話。まあ、宗教だって嘘だもんな。さあ、空の人の声が聞こえると嘘をついた人。どこまで嘘をつけるかな!
ところでこの世界の人類は”嘘”を知らないわけで、だから本音でなんでも話すんだけど、本音で話しているというよりは、人の悪口を言うことに躊躇がないというか、思ったことがなんでも口に出ちゃう世界なので、よく殺し合いにならないで済んでるな……というぐらい、まあまあ治安が悪いぜ。
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