映画『ザ・ヴォイド 変異世界』

 映画をレンタルするかとレンタルショップに行くとたまに『(超有名タイトル)』の再来!! とか書いてある、特に関係のない映画ってあるじゃあないですか。検索で引っかけてやるぜ。みたいな気持ちが満々というか、美少女ほにゃららのパロディタイトルの帯みたいなやつ。そういうので関係がないようで関係があるようで、やっぱり関係がないような気がする……みたいなやつがあって、それが『(超有名タイトル)』のスタッフが放つ! であり、『ザ・ヴォイド 変異世界』である。

 別のパターンとして『ニンジャVSミュータント・ゾンビーズ』というものもある。ぶったKILL!

VFXというのは「現実で撮影した映像」を利用して加工する技術のことで、グリーンバックで撮影していたりするあれのことらしい。視覚効果とか言うとか。

 パシフィックリムのVFXスタッフが制作した。ということだけあって、モンスターデザインだとか背景とかの映像はとても綺麗で、金のかかってる映画の映像だ……! と感動する。

 まあ内容は「病院に行ってみたらなんか謎のカルト集団に囲まれててどうしようと思ってたら、気が狂った人間が急にモンスターになったりしてやべえややべえやべえや!」っていう雑映画で、より詳しく言うと「ドラえもん のび太のBIOHAZARD」みたいなもん

 なんなら話らしい話もそんなにないと言いますか、悪魔崇拝系の話をなぞって終わるやつ。無駄に壮大にしてるけど、全部放り投げるから、考えれば考えるだけ無駄だぜ! 映画のモンスターデザインがカッコいいとテンションがあがるタイプの人にはオススメしやすいやつ。そんな感じ。

サメとゾンビと空伏空人

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