今年観た、映画の話ーー!!

 ということでします。決して小説を書けないんだけど、手は動かしておきたいな……と思ったからではない。今年は『チルドレン・オブ・コーン PART2』こと『スティーヴン・キング/死の収穫』から始まり、『ビル・マーレイ・クリスマス』で終わり、計75本の映画を観た。案外観てなかったなというか、案外映画館に行っていない。一人暮らしだし、東京だしで色んな映画観に行くとばかり思っていたんだけど、案外そうでもなかったっぽい。来年はもっと色んな映画が観たいね。

 今年観た映画で一番「よく分かんないんだけど、うーん。まあ、いいか」映画は間違いなく『東西ジャニーズJr. ぼくらのサバイバルウォーズ』でいいだろう。

 多分なんだけど、本来の客層はジャニーズjr.のことを実年齢よりもjr.だと思ってそう。それぐらい低年齢感があった。ジャニーズjr.だからダンスすんのかな? と思ったけど、そこまでダンスはしない。冒頭で踊ってたのは記憶にある。内容自体は本当に語るものがない。『ふたつの敵対しているチームが宝探しゲームを行い、負けた方はチームを解散する』っていう概念を聞いて想像した感じです。なんで観たんだっけな。6回観たら1回無料のあれでちょうどやってたからかな。


今年といえば、やはりadoが主題歌を歌った映画が話題になった年だろう。ほら皆覚えてるだろう。

 橋本環奈主演、カラダ探しだ。「いいですか、あの化物は音で自分たちを探しているんです。だったら音楽をかき鳴らせばいいんですよ!」と言ってadoが流れだすホラー映画。adoが「brrrrrrrrrrrrr............YEAHHHHHHHHHHHHHHH!!」って舌震わせてからがこの映画のエンジンがかかる。それまではぶっちゃけ化物に襲われるホラー邦画系の体で、adoが騒ぎだしてからは「死んでも死んでも繰り返すループ世界で生きるのなら、それはそれとして青春しねえと嘘じゃねえかよ! 海行くぞ海!!」映画になる。本当に海に行く。マジで? マジで。ちなみにREDの方はまだ観てない。


 今年上映された映画でフィルマークス得点ランキングつくってみるとこんな感じ

1.ブレット・トレイン【☆4.5】
2.RRR【☆4.5】
3.カラダ探し【☆4.5】
4.NOPE【☆4.0】

5.ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス【☆4.0】

6.大怪獣のあとしまつ【☆3.5】

7.フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊【☆3.5】

8.でっかくなっちゃった赤い子犬 僕はクリフォード【☆3.5】

9.ゆるキャン△【☆3.5】

10.バイオハザード:ウェルカム・トゥ・ラクーンシティ【☆3.5】


 ちなみにブービー賞は『ハケンアニメ!』と『東京オリンピック2020sideB』。sideAは意外と良い。

 一番面白かったのは『ブレット・トレイン』。

 幾人もの殺し屋がひとつの新幹線に集まり、最終的に新幹線はトーマスばりのちゃんとした事故を巻き起こす。どんなときも事故は起こるさほら。どうしてそんなに人殺しが集まったのかと言えば、まあ色々策略とかお仕事とか色々あるんだけど、一言でまとめると、ここで集まる「運命」だったのだ。としかいいようがない。全てを見届けた水もそう言っています。ベストバウトはタンジェリンVSプリンスかな


 くそでけえUFOが空をピロピロ飛んでるしなんなら丸呑みしに来る映画だったり、くそでけえ赤い犬が多様性を語ったり、ガキが思い出の人形を手に入れたらなぜかくそでけえ化物になったり、くそでけえ怪獣のあとしまつをしようとしたら屁が出た映画だったり、今年はなにかとデカい映画を見た。一番好きなシーンは四十過ぎのスケボー選手が「いつだって始められるいつだって輝ける!」って目をキラキラさせたあとに「スケボーは若い人間のもの」って言っちゃったスケボー競技会の人か、オリンピックの素晴らしさを語るオリンピック放送機構のCEO。来年もまたなんか色々観たいね。

サメとゾンビと空伏空人

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