映画『ビー・バッド・ボーイズ』

 こんなタイトルの映画なかったっけ。と暫く考えたけど多分、バッドボーイズ2バッド。最下層の住人である黒人ふたりが、友達の遺灰で育てた麻薬を吸ったら、死んだ友達が天国にいる偉人たちから答えを聞いてきてくれて、ハーバード大学に入学しちゃった話。

 麻薬を育てているから植物学の勉強もできて、自白剤になる植物を育てるも、吐き気を催すという弱点を克服するために麻薬を混ぜ込む。麻薬を吸ってたおかげで次の大統領の娘と付き合うこともできちゃう。麻薬を吸えば順風満帆な人生を送れるぜ! 完!

 これのすごいところって、こういう系の映画って『途中からなんらかの事件により麻薬を吸えなくなり彼らは努力を始める』とかそういう話になるんだけど、努力をしたところで彼らの成績は「オールF」だったので、無くなった麻薬の代わりに元大統領の死体を焼いて新しい麻薬をつくろうとするし、結局解決手段は麻薬である。どこまでも麻薬。やはり麻薬。努力なんかよりも麻薬だよ。だって吸えばハーバード大学に入れるんだからさ!

サメとゾンビと空伏空人

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