『コカイン・ベア』

 とりあえずこの映画を見終わったあとしたことは、史実のコカインベア(剥製)を見に行った人のYouTube動画を見るだった。この人の動画自体は語りが長いが動画の動きがないタイプだったので、そんなに面白くはない。
 今コカインベア(剥製)が置かれているKentucky for KentuckyのHPにはコカインベア専用ページがつくられていて、コカインベアファングッズを買うことができる。これ日本からでも買えたりしないのかな。ちなみに史実のコカインベアは普通に胃いっぱいにコカインを食い荒らして死んだらしい。鼻からしゅぱっと吸って気持ちよくなったりはしていない。Netflixが今頃泣いて悔しがってるだろうな。あいつらコカイン好きだからさ。賢そうな素振りするくせに。

 飛行機から投げ落とされたコカインを吸って――ちなみに、投げ落とし役はパラシュートで着地する予定だったけど、頭をうって気絶してそのまま落下死した。これは史実と同じらしい。当時のニュースを読んだ。そこは史実通りなのかよ――気持ちよくなってしまった熊が人を襲う単純明快ストーリー。海に潜っていたらサメに襲われるよりかは人を襲うだけの説得力はある。だってコカイン吸ってるし。

 サメにもコカイン吸わせたらいいのかな。コカインって水に溶けたりしない? コカインを溶かしたプールの中で育てられたコカインシャークが脱走! 禁断症状に苦しむサメはコカイン常用者を食い殺し、彼らの胃の中にあるコカインを摂取するようになる。被害者たちの共通点に気づいた警察は、留置所にいる常用者たちに釈放を対価にチームを組ませ、コカインシャーク退治を試みることに。アメリカのどっかの映画制作会社が買ってくれないかな。なんならタダでいいんだけど。

 本作自体の話はもうしたからなにも話すことはないかな。だって「コカインでキマった熊が人を襲う!」以上でも以下でもないわけで。それでいいじゃあないですか。それがいいんじゃあないですか。

 いや、でも主人公枠と思われる母親と子供とバカガキは必要だったか? という話ならもう少しできるかもしれない。かなり要らないと思う。

サメとゾンビと空伏空人

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