『ヴィーガンズ・ハム』
ヴィーガンって定義上、「肉の味が嫌いだから食べない」とかじゃなくて「動物からの搾取や動物への残虐な行為の排斥」が目的だから、ベジタリアンと違って卵を食べることもできない(それは雌鶏への搾取だから)ので肉屋のヴィーガンは存在できないし、逆に肉の味が嫌いってわけではないから肉っぽい味のするヴィーガン料理というものが存在できるわけで、つまるところこの映画はヴィーガンが食べれるハムの話ではないかという可能性もギリギリであるが、ポスターを見る限り、ヴィーガンの肉を使ったハムで間違いないっすね。
この映画のタイトルで思い出すのはアメリカ人の肉は美味いからバーガーにする工場がある話『アメリカン・バーガー』。
あれと比べたら草食だから美味いな『ヴィーガンズ・ハム』はある程度の説得力があるかもしれない。いや知らないけど。人を美味いか否かで見たことないから……。でもアメリカ人はまずそうだよな。
ヴィーガンをノリノリで殺すようになるまでには少しばかり時間がかかる。怒りの瞬間火力は高いけど、アンガーマネジメント完璧ですぐ消沈してしまう夫の方が実行犯で、隣にいるヴィーガンの肉美味いじゃん! 売っちゃえ! ってノリノリの猟奇殺人鬼大好き嫁は「殺せよ! もう!」って言い続けるけど自分は殺さない。でもだんだんと殺すのが気楽になってきたので「まっちょ、まっちょ、まっちょめん」を流しながらヴィーガンを殺しに行く。そこまで来たらもうこの映画を観ようと思ったときに観たいなと思っていたいっぱい人を楽しく気楽に殺すシーンがたくさん観れます。気分がいいですね。人が殺されてるときに流れてる曲を好きになる人間なので、この曲も良い曲だよなあって気分になりました。風評被害甚だしいですね。
ちなみに一番おいしいヴィーガンはちんこを切除したデブのヴィーガンらしいです。犬はちんこが気に入ったのか、死体のちんこをよく食べてましたが。
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