『最後の1本~ペニス博物館の珍コレクション~』
男なら、誰もが気にするちんちん。なんかよく分かんないけど動物を眺めるとき、ちょっと見たい気持ちがあるちんちん。アイスランドの法的な長さは12.7センチらしいちんちん。そんなちんちんを保管している博物館がある。
哺乳類のちんちんはすべて集めた。残るちんちんは人間のちんちんである! から始まる「ちんちん寄贈候補者」たちの熱き我がちんちんへの思いを語るドキュメンタリー映画である。
館長はあくまでも「知識の伝承」という博物館の役割としてちんちんを所蔵したいんだけど、ひとりは己が益荒男であったことを証明したくて、もうひとりは自分のちんちん(名前はエルモ。名前があるのである。ちんちんに!)が世界一有名なちんちんにするためにという、学術的とはまるで正反対な男が集まってしまった。エルモなんて自分のちんちんの写真をたくさん送ってくるからね。え、なんで!? って言ってたら「彼は私のエルモに興味がなくなっているのかもしれない」と言いだす。彼はきみのエルモじゃなくて、人間のちんちんを保存して飾りたいだけなんだよ。きみのちんちん自体に興味はないんだ。そんなことをお構いなしにエルモの持ち主は自分のちんちんが人助けをする漫画を描き始める。気が狂っている。
そんな中盤から、お爺ちゃんの悲しい「縮んじゃった」から始まる人生振り返りパートはちんちんの話をしているとは思えないもの悲しさがある。彼の死によって映画は終わり、博物館は完成する。そんな死で良かったのかな。まあいいんじゃあない?
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